クルマや工場が大量に吐き出す二酸化炭素やフロン等の温室効果ガスが大気中に増えすぎると、地球の気温はどんどん高くなります。これを「地球の温暖化」といい、海面の上昇や異常気象など、大きな問題の原因になっています。
毎日使う「電気」は、電気を生む発電所で二酸化炭素を排出しています。そのうえ電気は発電や送電時には約65%もロスされ家庭に届くまでの間に、じつに送られた総エネルギーの35%にまで減少しているんです。
また「ガソリン」は、車を動かす時はもちろん石油の採掘・運搬・精製の段階でも二酸化炭素を排出しています。
エネルギーと二酸化炭素の排出には、とても深い結び付きがあるのです。
発電量の約6割が火力発電!!CO2をたくさん排出しています。
環境に優しいといわれている電気も実は多くの二酸化炭素を排出しているのです。環境を破壊して建設される水力発電ダムや必ずしも安全であると言いきれない原子力発電など、電気が必ずしもクリーンなエネルギーとは考えられませんね。
電気は家庭での使用時に二酸化炭素は排出しませんが、そのエネルギーを作るために火力発電ではLPガスと比較して3倍以上の二酸化炭素を排出しています。
※オール電化の普及により火力発電の割合が増え、なかでも石炭による発電が伸びています。
オール電化=石炭発電と考えられます。
電気やガソリン以外のエネルギーは、一体どのくらい二酸化炭素を排出しているのでしょう?ココでは皆さんも使う機会の多いエネルギーの、に酸化炭素排出量をチェックしてみましょう。
これを見ると、LPガスと都市ガスは、同じくらい二酸化炭素の排出が少ないエネルギーだということがわかります。
電気やガソリンの様に、全てのエネルギーの消費効率が悪いわけではありません。LPガスの潜熱回収型給湯器エコジョーズでは、エネルギーロスが5%程度と少なく、95%を利用できるため、エネルギーを効率よく使えます。
一方、ヒートポンプを使い実効エネルギー効率が200%程度と言われているエコキュートでは、発電から送電までロスが約65%もあるので、最終的には70%程度の力しか利用されません。また、あらたに開発されたガス給湯器ハイブリットタイプは、エコジョーズとヒートポンプの組み合わせにより、エネルギー効率が120%程度と世界最高水準の環境性能です。
このように、エコジョーズやハイブリットタイプのガス給湯器は、二酸化炭素の排出の少ないクリーンな機器と言えますね。